運命金貨……。それは人間と人間でないものを繋ぐ金色の扉。
手に入れたならば、世界中に潜む悪魔と精霊達が現れ、彼らの交易世界に永遠に組み込まれるだろう。
今夜も誰かが、バベルハイムの扉を叩く──…。
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バベルハイムの商人(１)
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バベルハイムの商人 作品紹介
作者：古海鐘一
出版社：マッグガーデン
Twitter：バベルハイムの商人
作者Twitter：@hasendow
登場人物紹介
ユージン・グリフィス
主人公。吸血鬼の商人。
商談では冷静さと余裕を欠かさず、計算高いが、気に入らない者には容赦がない。
黒田清彦
ユージンの助手兼ボディーガード。
口数は少なく、表情も乏しい。 見た目は子供だが、肉体のいたる箇所に武器がついている。
メフィストフェレス
褐色の肌の悪魔商人。
あらすじ
手に入れたならば、世界中に潜む悪魔と精霊達が現れ、彼らの交易世界に永遠に組み込まれるだろう。
今夜も誰かが、バベルハイムの扉を叩く──…。
読んだ感想
運命金貨と呼ばれるコインを手にすることで悪魔たちと取引を交わすことができる。
この世に絶望し、悪魔たちと取引を交わす人たち。
その内容は、人助けをしたいと願う人もいれば、己の欲のため人殺しを依頼するものなど、実にさまざま。
大抵の場合欲におぼれ不幸な結末を迎える。
主人公のユージンは、その中でも善良な存在でいい事のために使うのならば幸福を与えようと活動している。
交易世界ではルールがあるため使用者にはルールを教えるが、うまく扱えないものが多い。
ある時気づく、正しい道を歩めていたはずの人間が道をはずすきっかけを与えている者の存在に。。
メフィストフェレス。
ファウストでも有名なこの名前の悪魔は、人間の耳元でそっとささやき人を絶望に陥れている。
この悪魔の存在に気づいたとき、ユージンとメフィストフェレスの戦いが始まる。
独特なタッチで描かれる世界観は、愛憎劇と相まって作品の雰囲気を確かなものにしている。
悪魔のささやきに耳を貸す時というのはなんとも悲しいものなのか。
交易世界で行われる取引をちょっと覗いてみませんか？
バベルハイムの商人 コミックス情報
全5巻 完結！
