時空を超えるトンネルに挑む少年と少女の夏。
「ウラシマトンネルって、知ってる? そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入るの」
「なんでも?」
「なんでも。でもね、ウラシマトンネルはただでは帰してくれなくて――」
原作ノベル
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夏へのトンネル、さよならの出口
完結 全1巻夏の日のある朝、田舎の高校生・塔野カオルはある都市伝説を耳にする。それは中に入ると年を取る代わりに欲しいものがなんでも手に入るトンネルがある、というものである。 その名も「ウラシマトンネル」。 その日の夜、散歩に出掛けたカオルは怪しい雰囲気漂うトンネルを見つける。 恐怖を感じるカオルだったが、それと同時に興味を持ってしまう。
漫画の感想
おすすめポイント
・情緒あふれる作画
・少年少女の青春物語
・ほのかに漂うホラー感
原作ノベル | 青春 |
---|---|
4.5 | 5.0 |
サスペンス | 季節感 |
3.5 | 5.0 |
読んだ感想
幼い頃死んだ妹を想うサスペンス青春譚。
季節は夏。唸るような暑さの中物語は始まる。
ヒエラルキーがあってないようなどこにでもありそうな高校生活。
田舎の町に東京から越してきた美少女が目を引く。名前は花城あんず。
早速いじめの対象になるかと思いきや気丈な彼女にはその心配はないようだ。
主人公は普通の男子高生。名前は塔野カオル。
幼い頃に妹を亡くし、そのことが原因で家庭が崩壊している。
心に闇を抱えながらも半ば現状に諦めているような印象。
そんな彼が耳にした地元に関する噂話。『ウラシマトンネル』
そのトンネルに入ると願い事が叶うと言われているが出てきたときに年老いているというもの。
なんの気無しに耳にした話だがある日少年はそのトンネルを見つけてしまう。
半信半疑でトンネルに足を踏み入れるが、そこで目にしたものは死んだはずの妹のサンダル。
見つけることが出来なかった、”あの日”履いていたサンダルだ。
「これ以上進んだらまずい!」
総直感した主人公は慌てて引き返す。
家路につき分かったことだが、1週間が経過していた。
外出していたのは体感的に2~3時間。
お腹も空いていなければ、ひげも伸びてはいない。
トンネルに入ると時空が歪む。信じられないがこれは真実のようだ。
恐怖のあまりトンネルから逃げ出した主人公だったが、妹のことを想うと確かめられずにはいられない。
カオルは検証しようと再度トンネルへと足を運ぶが、彼の後をつける人影が。。
人影の正体は花城あんずだった。
お互いの願い事を叶えるため二人は協力することにする。
ホラー要素がありながらも切ない情景が胸を打つ雰囲気バンバン出てます。
夏に読む漫画としては最高じゃないでしょうか!
続きが楽しみ過ぎます。
第1話試し読み
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夏へのトンネル、さよならの出口~群青~ コミックス
最新刊第3巻 連載中!
(2021/8/19)