これは罰なのか。それとも―――
“生”に挫折し、生きることを手放した男に与えられたものは、新たな人生と不思議で歪な家族だった。
磊落な骸骨の剣士・ブラッド、ミイラの淑やかな神官・マリー、偏屈な魔法使いの幽霊・ガス。三人の不死人の庇護のもと、かつて滅びた死者の街で暮らす少年・ウィリアム。彼は前世を悔い、再び生まれ落ちたこの新たな世界で“生き直す”ことを決意するのだった。
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最果てのパラディン（１）
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最果てのパラディン 第1話試し読み
- 引用元：BOOK☆WALKER
- 原作：柳野かなた
- 漫画：奥橋睦
- 出版社：オーバーラップ
作品紹介｜最果てのパラディン
原作者Twitter：柳野かなた
作者Twitter：奥橋睦
twitter検索：最果てのパラディン
あらすじ
磊落な骸骨の剣士・ブラッド、ミイラの淑やかな神官・マリー、偏屈な魔法使いの幽霊・ガス。三人の不死人の庇護のもと、かつて滅びた死者の街で暮らす少年・ウィリアム。彼は前世を悔い、再び生まれ落ちたこの新たな世界で“生き直す”ことを決意するのだった。
読んだ感想
ただひたすらに辛いという記憶だけを持ち、生まれ変わったところで幸せに生きられるはずもない。
そんな彼だが、生まれ変わった世界で側にいてくれた人の存在が少しずつ彼の心を溶かしていく。
転生モノですが壮大なファンタジー作品に仕上がっており完成度が高い！
アニメ化もされ人気があるのもうなずけます。
彼を育ててくれたのは3人のアンデッド
それぞれが元々は一流の冒険者。なぜ彼はこの3人に育てられることになったのだろう？
アンデッドと聞けば怖く感じるがこの3人が誰よりも優しい。
いつだってウィルのことを想い行動してくれる。
物語の序盤はウィルの生い立ちから語られる。
転生前の話ではなくこの世界のお話だ。
人間（ウィル）を拾った3人はウィルが前世の記憶を持っていることを知らない。
辛い過去をもっている。この世界で生きる前に科学の世界にいたことももちろん知らない。
ただの赤子として育てている。
なぜそうなったのかはおいおい語られるとして、ウィルは見返りもなく大切に育ててくれる3人に感謝の気持で一杯になった。
それは前世での体験を忘れさせてくれるほどに。
幸せな生活はいつまで続くのだろう？
3人はウィルを1人前に育てようとしている。それには理由があるはずだ。
例えば一人でも生きていけるように。
不穏な空気は初めから出ている。
疑惑の念が深まる。
3人を信用していいのか？
これは成長の物語である。
辛いことを乗り越え前に進まなくてはいけない。
シリアスな展開が続くが休息もある。
チート級の力を持っていると言えば持っているが、ちゃらけた軽い漫画ではない。
転生漫画すべてがオレツエーで楽勝なわけではないのだ。
「転生モノって流行ってるけどつまんないよね」
なんて思っているあなたにこそ手にとってほしい漫画！！！
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