金も名誉も捨てて、老騎士バルドは死にゆくための旅に出た。ひとりぼっちで美味しいご飯に舌鼓を打ち、ひとりぼっちで見慣れぬ景色に感嘆する。死に場所を探す旅路はひっそりと始まった。しかし、彼は知らない。それが新たな冒険の幕開けとなることを。
辺境の大領主コエンデラ家が引き起こす争いにバルドはいつの間にか巻き込まれていく――。
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辺境の老騎士 バルド・ローエン(1)
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- 引用元:BOOK☆WALKER
- 原作:支援BIS
- 漫画:菊石森生
- 出版社:講談社
作品紹介
twitter検索:辺境の老騎士 バルド・ローエン
あらすじ
辺境の大領主コエンデラ家が引き起こす争いにバルドはいつの間にか巻き込まれていく――。
読んだ感想
この作品は小説で全部読みました!
一人の老騎士の旅から始まる物語が最後には世界を救うところまでストーリーが続いていく。
壮大なスケールで描かれますが、不自然さなどどこにもない。
人との繋がりも熱く、人間ドラマとしても見て損のない作品だと思います。
では、コミック版の感想をば!
小説を先に読んだ身としては挿絵のイメージなどもありもっと大人向けの絵柄を想像していたのでちょっと「可愛く描きすぎ~」と思いました。
しかし、小説を読んでいない人には関係なく読めるでしょう。
これはコミカライズされたすべての作品に言えそうですね。
物語は小説に忠実に進んでいく、物語の中でワクワクする場面がありそこが漫画になって読めるのは本当に楽しい。
この物語は一人の老人にスポットを当てているのだがそのおじいちゃんが強すぎて胸が熱くなってしまうのだ。
中世をモチーフにした世界では領地争いなど国との戦いが起きている。
しかしそれ以上にこの世界には魔獣がおり、魔獣の進行を止めているテルジア家(主人公の仕えていた家)なくして一帯の平和は守られないのだ。
そんなことすらわからないダメ領主はどこにでもいるもので、私利私欲のため目先の事ばかり考えて、ローエンの気遣いなど少しも感じ取れない。
まさに釈迦の手のひらで踊る猿のようにどこまでも滑稽なやつなのである。
物語を作る上で外せないキャラクターではあるのだが、読んでいて「ムカツクやつ」なのは間違いない(笑)
まずはこのコエンデラ家のダメ領主をどう取りまとめるかに注目してもらいたい。
そして、そこまで読んだ方はもうこの作品の虜になっているはずである。
かっこいい生き様を教えてくれる老騎士バルドローエンの旅をもっともっと見たいと思うのだ。
コミックス
辺境の老騎士 バルド・ローエン
最新刊第5巻 連載中!
(2019/9/19)